フレーズの入れ替え方法にちょっと工夫を凝らしてみた

どうも、ilodollyです。
映画「インフェルノ」がはよう観たいのですが、
「ダヴィンチ・コード」も「天使と悪魔」も見ないとダメだ、と
強く言われました。
ごもっとも。

ちなみに私は単に、劇伴がハンス大先生だからってだけで
トム・ハンクスがオロオロしているのは正直どうでも良くて…
とか言ったら尚更怒られそうですね。
いや楽しいのは知ってますよ、ダヴィンチ・コード。


フレーズの入れ替えに工夫

今日の話はこれ↑です。
Aメロ、Bメロ、サビ…と作った時、
大体いつもトゥッティをバンッと挟んで切り替えるのが
まぁ多いんですが、
それ以外の方法もなんかないかなぁと思って挑戦したのが
この曲です。

こちらのフル尺のものは11月のApolloにて
頒布するのでしばしお待ち下さい。

お聴きいただけたでしょうか?
具体的にどこをどうしたのか説明します。

「同時に演奏する」

1:10辺りから入れ替えを始めているんですが、
やっていることは下記の通り。
・次のフレーズを今のフレーズと並行させる
・次のフレーズをユニゾンさせて強調する
・今のフレーズをp→ppと弱くして静かに殺す消す
こんな感じ。

実際に楽譜にするとこんな感じ。
1
29小節目のト音記号になっている箇所はバイオリンで、
これだけ波打つ様なフレーズになってます。
この波打ちが「次のフレーズ」で、
他は0:23辺りでも使ってた「今のフレーズ」です。

2
31小節目でチェロとバイオリンがユニゾン、
ぐっと強調します。

3
コントラバスも追加でさらに強調しつつ、
徐々に今のフレーズを消していき
波打ちフレーズに切り替えてます。

4
35小節からは木管組でまた別のフレーズを作り始め、
波打ちフレーズからの切り替えを目論みますが、

5
37小節の最上部、フルートと
最下部、チェロ・コントラバスで
先ほどのフレーズをがっつりと挟まれちゃいました。

さらにバイオリンとヴィオラが
新しいフレーズをこっそり始めてます。

どこの勢力が勝るのでしょうか。

6
39小節。
バイオリンとヴィオラのフレーズを
トランペット(上から3段目)にも吹かせます。

金管はやたら目立つ楽器なので、
慎重に扱わないと前に出過ぎちゃいます。
なので、ぼちぼちサビにしようかなって所で
こっそり出てきてもらいました。

まさかの助っ人です。

7
40小節目、3・4拍。
下段1/16拍子でババババッと奏するのは
トロンボーン、チューバ、チェロ、コントラバスの重い組です。
低音を強調すると勢いよく次に移れるなぁと。

続いて41小節目、1:50辺りです。
前にこそこそしていたバイオリン組のフレーズを
全体で演奏してます。
波打ち、木管組に勝ったんですかね。

…と、まぁこんな感じに31小節から41小節にかけて、
じっくりフレーズ入れ替えをしてみました。
小競り合いの様な、混沌としているような表現ができたかなと。

この技法の注意点

直す気が起きないし、
今回はこれでいいかな…と思っているんですが、
注意点があります。下記。
・しっかり計算しないとフレーズ同士で音が短2度でぶつかる
→ちょっと濁った、聴きにくい響きになってしまう。

こういう事が起きやすいかな、と。
実際、私の楽曲では起きてます。直せよバーカ

ただ短2度のぶつかりも短い音価で異なる楽器のぶつかりなら
そこまで耳に残ることもないです。
何度もぶつかったり、特に頭拍でぶつかると目立つかなぁ?
ここら辺、気をつけないと上手くいかないです。


まとめ

Aメロ→A/Bメロ→Bメロみたいなものを作ってみましたが
いかがだったでしょうか。
結構面白いものにはなったんじゃないかなぁと私は思ってます。

こういう挑戦的なものを作るきっかけってのは、
実は今回のM3のコンピだったりします。
「ONNUEHO」では今までの作り方だったんですが、
「文系vs理系」ではちょっと変えてみようかと頑張ってみたら
案外いけたっていうのが私の中でスイッチになった様で。
チラシ裏な話でした。

最後に。

映画「Gladiator」のサントラにある
私の大好きな楽曲「The Battle」そっくりな部分がちらほら。
というか、今回の技法自体がこの曲を聴いて学んだので
そっくりになってもまぁそうだろうくらいに思ってました。
(作曲最中はすっかり忘れてた)

今回の曲作りで自分なりに技法を吸収できたなと思うんで、
更にハンス・ジマーリスペクトが滲み出る様、がんばります。
よーしパクるぞー


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Posted by ilodolly