DTM・打ち込みオーケストラの初心者におすすめな音源9選【Kontakt】

22/10/2019

初めての人がDTMでオーケストラを作るときに、おすすめの音源をまとめました。

先に結論を言うと、全部入りのアンサンブル音源から始めるのがおすすめで、あとからソロ音源を買い足していくと良いと思います。何が足りない〜とかが見えてくるので。

もちろん、既に作り始めている人にもおすすめです。なにせ制作が楽になるからね!


読み始める前にKontakt Playerを落としましょう!

まず初めに“Kontakt Player"を落としておきましょう。もちろん製品版を買ってしまうのもあり。DTMでオーケストラを作る上で、ほぼ必須のサンプラーです。

予算を割けるのであれば、製品版を買ったほうが後々美味しい思いができます。無料音源とか。

https://www.native-instruments.com/jp/products/komplete/bundles/komplete-start/

本題のオーケストラ音源ですが、アンサンブル音源を初心者にはおすすめしています。

利点はいくつかありますが、一番はオーケストレーション分からなくてもそれっぽくなる点です。要は簡単に扱えますよって話ですね!

まずは作る、後から勉強して整える。これが一番良いやり方だと思います。

Metropolis Ark1

Orchestral ToolsからMetropolis Ark1です。アンサンブル音源の中で、最もおすすめな音源です。

ハリウッドの映画音楽家たちも使ってる〜というのが売りな音源ですが、すごいのは編成人数。コンバス4、チェロ6ってのは最近よく見る本数だけど、ホルンが9本。そんなにいるか???

クワイアも入っていて、とにかく大編成のビッグサウンドが簡単に出せるセットなので、初心者問わずおすすめです。補足するとArk2~4とシリーズがあり、各々収録内容が違うので、好みのものを買いましょ。

難点は、549ユーロとちょっと高い値段。ただしその分、今後何かを買い足す必要もほとんどないくらい、音が充実してます。

値段 €549
サンプラー Kontakt Player
どんな人向け? とにかく大編成で壮大な音を出したい人
公式ページ http://www.orchestraltools.com/libraries/metropolis_ark_1.php

Albion ONE

Spitfire Audioのアンサンブル音源。あからさまに層を絞ってますが、オケ系の音はそこそこ汎用性高いのでおすすめです。

編成人数は109人。大体4管編成に匹敵しますが、具体的な人数比は特に記載なし。ただ間違いなく、物凄く大きく広がる音が鳴ります。

またオケ系の音だけじゃなく、シンセパッドやTrailer・Epic御用達パーカッションも入っているので、結構充実した音源セットとなってます。

値段 $449
サンプラー Kontakt Player
どんな人向け? オーケストラにシンセを混ぜたハイブリッドな音が出したい人
公式ページ https://www.spitfireaudio.com/shop/a-z/albion-one/

NUCLEUS

Epic OrchestralとかTrailer musicとか向けの音源“Jaeger"がとても有名なメーカー、Audio Imperiaのオケ音源。

一番のおすすめポイントは何より、楽器が個別のパッチで立ち上げられることです。

アンサンブル系あるあるとして、ストリングスはストリングスでまとめられて、88鍵盤全部!みたいなことがありますが、これは楽器ごとに分かれてるので思っているような楽曲の制作が行いやすいんですよね。

ただしマイクポジションの変更はなく、付属リバーブでのみ残響の具合を作ることになります。その点はマイナスかな。

値段 $449
サンプラー Kontakt Player
どんな人向け? オーケストレーションを自分で考えたい人
公式ページ https://www.audioimperia.com/products/nucleus

The Orchestra

民族楽器音源Ethno Worldでおなじみ、Best Serviceの音源。弦、金管、木管、パーカッション、クワイアと、オーケストラにのみ絞ってます。名前の通りですね。

編成人数は楽器数に対して80人とあるので、1~2管編成程度でしょうか?ピッコロがない代わりにコントラバスーンが入っているという、低音もりもり編成になってます。

マニュアルさらーっと見た感じマイクに関する設定が見当たらないので、何か別メーカーの音を足す時になじみが悪いかもしれません。ちょっと引っ込んじゃうというか。

値段 €299
サンプラー Kontakt Player
どんな人向け? 手軽な値段でオーソドックスなオケ音源が欲しい人
公式ページ https://sonuscore.com/shop/the-orchestra/

Orchestral Essentials 1

Project SAMのアンサンブル音源。オケはもちろんピアノ、オルガン、クワイアなども収録。編成人数はおそらく4管編成と大規模系。

収録楽器の幅も広く、奏法もよく使うものに絞っているのは良いのですが、難点は紹介した中で最も古い音源という点

ここまで紹介してきたものは大体48k/24bit以上の音質なんですが、この音源はちょっと古い音源ということもあって、44.1k/24bit

またKontaktのバージョンも5.5.1以上と、だいぶ前のエンジンで動くので、最近の音源と比べると聴き劣りするかも…。

マイクポジションが1つだけ、というのも音作りの幅狭くて困るかも。

値段 €199
サンプラー Kontakt Player
どんな人向け? とにかく低価格でオーケストラ音源が欲しい人
公式ページ https://projectsam.com/libraries/orchestral-essentials-1/

CineSymphony LITE

紹介する中では最も定番オーケストラの音がするメーカー、Cinesamplesの音源です。

Sony Pictures studiosの劇伴用ステージで収録した音源で、編成人数はおそらく4管の大編成(明記されてないので不確か)。

奏法の少なさがネックですが、音は聞いての通り「使える音」なので、初心者にはおすすめかなーと思います。

値段 $399
サンプラー Kontakt Player
どんな人向け? 高品質でオーソドックスな音が欲しい人
公式ページ https://cinesamples.com/product/cinesymphony-lite

Spitfire Studio Orchestra

再びSpitfire Audioの音源。今度はStudioシリーズをバンドルにしたものです。

別記事でストリングスのみレビューしましたが、これも初心者にはおすすめなんじゃないかなー?と思って、今回のラインナップに差し込みました。

編成人数はかなり変則的で、ストリングスが8,6,6,6,4と低音強め、金管がホルン4、チューバ1、他2、木管もピッコロ、コーラングレ入りとなってます。小規模と見せかけて、割と分厚い構成。

難点はマイクがTreeのみ、音がちょっと遠く感じるという点。これはProfessional版を買わないと解消できません。

また他のアンサンブル音源とは違って、パーカッションやクワイアはないです。これからどんどん買い揃えていきたい人の第一歩としておすすめ、が正しい言い方かも。

値段 $549(弦、金管、木管)
サンプラー Kontakt Player
どんな人向け? オケ音源を買い揃えていきたい人向け
公式ページ https://www.spitfireaudio.com/shop/a-z/spitfire-studio-orchestra/

Cinematic Studio Series

ここからは番外編。1つ目はCSSことCinematic Studio Stringsを作るメーカー。

2019年現在、出ているストリングス音源の中で最もおすすめなものは?と聞かれたら、間違いなくここの音源を推します。それくらい優良メーカー。

現在はストリングス、ソロストリングス、ピアノ、ブラスをリリースしてて、今後ウッドウィンズ、パーカッションも出すっぽいです。

編成人数はStudioの名前の通り、1管編成程度(特に明記なし)。おそらく、Spitfire Studioと同等の人数かなーと思います。

魅力は小規模ならでは、音のキレの良さ。Spiccatoに関しては一番歯切れよく鳴らせるんじゃないんでしょうか?レガートもなかなかです。

値段 $399(ストリングスのみ)
サンプラー Kontakt Player
どんな人向け? 高品質で使い勝手の良い音が欲しい人
公式ページ http://www.cinematicstudioseries.com/

ちなみにピアノ以外で何か買ってあると、申請すれば値引きになるとのこと。セットで買っても値引きになります。

Hyperion Strings Elements

Soundironのストリングス音源。ハッキリくっきりした音が特徴で、EDMなどにも使えるよ!というのが売りです。

編成人数はヴァイオリンから8,6,5,4。こちらもCSS同様、小編成だけあってキレが良いですね。初心者のメインストリングスとして、またレイヤーする音源としてもおすすめです。

気になる点は2ndヴァイオリンがない点、それから奏法の少なさ。まぁ最低限あるから困らないかなー?って感じです。マイクポジションも選べないのですが、各楽器の位置(パン)は指定できるっぽいです。

ちなみに上位版のHyperion Symphonic Stringsのリリースは未定。

値段 $99
サンプラー Kontakt Player
どんな人向け? ストリングス音源を別で持っておきたい人
公式ページ https://soundiron.com/products/hyperion-strings-elements

【音源選び方】目指したいオーケストラの形を知るところから始める

ここまで音源を紹介してわかったと思うのですが、「オーケストラ」と一口に言っても、編成人数に幅があるんですよね。

また目指してる音によって、おすすめの音源も違ってきます。

音というのは、たとえばMarvel映画のような、シンセも使うオーケストラ。John Williamsみたいな、音こそオーソドックスだけど現代寄りな編成。Hans Zimmerみたいなストリングスーーーーー!!!ホルーーーーーーーーーーーーン!!!!!パーーーーーーーカッショーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!木管どこ?みたいな音とか。

ざっくり分けると以下3つかなーと。

  • ハイブリッド型
  • John Williams型
  • 室内楽型

各タイプのおすすめ音源をまとめると、以下のようになるかなって思います。あくまで私の意見です。

ハイブリッド型

いわゆるEpic Orchestraとか、Trailer musicとかの「シンセ+オーケストラ」な形です。生音とシンセということでハイブリッドとしました。人でいうとHans Zimmer、Harry Gregson-Williams、TSFH、Audiomachineとか。

書いた通りシンセが必要な点、音の傾向からキレの良さが求められる点を考慮すると、おすすめの組み合わせは以下。

  • 小規模オーケストラ音源
  • シンセサイザー

紹介した中だと、Metropolis Arkシリーズから初めて、CSSかHyperionを買い足すのがおすすめコース。

もちろん他のアンサンブルも良いのですが、ハイブリッド型はシンセ、派手なパーカッション、クワイア辺りも重要なので、Ark1が最適解かなと思います。

John Williams型

ちゃんとした人数は把握していませんが、4管編成の大規模オーケストラタイプです。

スターウォーズやハリーポッターで聞けるようなクワイアは入ってきても、シンセなどは全然使わない完全生音系。オーケストレーションから和声、対位法をきっちり学ばないとならない修羅の道…。

こうなるともう選択肢は1択です。

  • 大規模オーケストラ音源

紹介した中なら、The OrchestraやNUCLEUSです。Albion Oneもシンセが収録されているものの、目指す方向性としては間違いないです。

脱アンサンブル音源をするとしても、4管編成サイズの音源を求めるゾンビになります。御愁傷様。

室内楽型

なんだったらソロストリングス+ピアノが良い!という、極限まで人数を減らしたい人。個人的なイメージはÓlafur Arnalds、Johann Johannsson、Alberto Iglesias(「裏切りのサーカス」の劇伴担当)とか。

このタイプが目指す編成はストリングスは1管編成以下、トランペットやフルートもほぼソロになるかなーと思うんですが、残念ながらアンサンブル音源でその規模は見たことない。もしかしたら今後出るかもしれません。

まとめると以下。

  • 1管編成程度のオーケストラ音源
  • 別途ソロ音源

Spitfire StudioシリーズやCinematic Studioシリーズみたいな、ごく小規模の編成音源を初めに買って、ソロ音源を別で買うことになると思います。

ちなみに木管+弦の音源であれば、BRITISH DRAMA TOOLKITというものがあります。奏法がロングトーンのみという謎の潔さですが、目指している音に近いかもしれません。

https://www.spitfireaudio.com/shop/a-z/british-drama-toolkit/

おすすめの購入時期

購入時期にもおすすめがあります。30~50%オフ、凄いところで90%とかもあります。まとめると以下。

  1. ブラックフライデー(11月末)
  2. クリスマス〜年始
  3. イースター(4月)

上記は概ね安くなる順になりますが、初めに紹介したMetropolis Ark1なんかも30%オフになってたりして、かなりお得に買えます。

購入を焦らずに音源をチェックして、セールの時期を待ってくださいね。


DTM(打ち込み)オーケストラ初心者はまずアンサンブル音源から

この記事で紹介したものから、オススメな5選を絞って動画で紹介しました。

後半では選び方も紹介していますので、ぜひ見てください!

改めてまとめると、

  • 初心者はアンサンブル音源から始める
  • 目指すオーケストラの音を把握してから音源を選ぶ
  • セールの時期を狙って音源を買う

となります。

いかんせん、オーケストラは音源が揃ったところでまだスタートライン。そこから先は無限の学習と場数になります。まじで。

スタートをミスらないよう、音源は入念にチェックしましょうね。8dioはやめとけ。

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Posted by ilodolly