DTMに必要な機材とあると便利なもの。歴6~7年のまとめ

DTMに必要な機材とあると便利なもの。歴6~7年のまとめ

なんだかんだで、DTMを始めて7年くらい経ちました。たぶんそんくらい。いや6年か?と曖昧なので、記事タイトルがそういう感じになってます。まだまだひよっこです。

その6~7年の間にだいぶ色んな機材を買ったり手放したりしてきて、「これは絶対必要だ」「これはあったら便利だ」などが分かってきたので、紹介します。

でもこれは、あくまで「私の経験」なので、人によって異なるよってのは先に伝えておきます。ではどうぞ。

絶対に必要なもの

というかDTMにおいて常識なんですが、
・スペックのいいマシン(PC、Mac)
・オーディオインターフェース
・モニタースピーカ
・DAWソフトと音源

です。当たり前ですね。

・マシン
いまはMacbook Pro 2012年モデルの2.5GHz Corei5、メモリは16GBがメインなんですが、もちろん上限なくいい性能の物が望ましいです。Macbook Air時代は割と苦労した…。

安いPCだと、どうしても音源とDAWと起動しトラック数を増やしてくとマシンが悲鳴あげてしまって、まー作業にならないという。正直、今のマシンでも最低限だなぁと感じるので、金があるならとにかくいいスペックを買ったほうがいい。

・インターフェース
別にマシンにイヤフォンないし挿して音聞ければ曲は書けるんですが、これを通すのと通さないのとでは、音がまるっきり変わってきます。俄然、聞こえる音域が広がる。

聞こえる音域が広がれば、それだけ作る曲のイメージの鮮明化、丁寧な音作りなどができるんで、ここもケチらない方がいいです。マイクやらギターやら挿して録音する人にとって、レイテンシーも関わってくるので重要です。

いまはMacbook ProがFirewireに対応しているということで、FocusriteのSaffire PRO14を使ってます。USBは外付けHDDとmidi鍵盤を繋げていて、端子がFirewireとThunderboltしかなかったんでちょうど良いです。

2018年1月追記:
新しいMacOSがどうもSaffire Proを認識しないっぽくて(ダウングレードしました)、今後を考えるとThunderbolt対応、あるいはUSBタイプの方が良さそうです。Firewireは時代遅れになってしまったのか。

・モニタースピーカ
インターフェースとセットと考えてください。これももちろんお金出して良いもの買えるなら越したことはないんですが、如何せん環境によっては大きい音量が出せないことがあるんで、その辺を考慮してください。マンションとかだと近所迷惑ですクリエイターの隣に住んだ貴様が悪いと怒鳴れ

ヘッドフォンもイヤフォンもあると便利です。別記事「自宅で(なるべく)良いミキシングをするための方法と宣伝」にも書いたんですが、とにかく色んなもので音を聴き比べてミックスすると綺麗なものになるので、良いものを1つというより、複数あった方がいいです。財布と要相談。

ちなみに私のモニタースピーカは、未だにセットで5000円くらいのものです。あんま音量も出せないし、距離感が分かれば良いやとしか思ってません。

追記:
モニタースピーカーオススメTOP5、海外の劇伴作家が選ぶモニター」なんてことを調べてみました。ぜひ参考に。

他の記事でもよく言われますが、スピーカのオススメ、というか定番は”YAMAHA MSPシリーズ”です。安価で使いやすい、良いスピーカです。

・DAWと音源
無いと何もできんがな。

複数DAW持っててもまぁ便利なんですが、操作感とか変わってくるんで、できるなら1つにした方がいいじゃないの?と思います。人によっては複数のDAW使い分けてますが。

もちろんシンセをごろっごろ並べて各音作りをして、同期して鳴らす系の”DTM”はまた別です。そっちは分からないんだ、すまない。

これはあったら便利なもの

絶対と不要の境目な感じで、
・61鍵のmidiキーボード
・ドラムパッド
・ボーカロイド
・エレキギター
・ノイズフィルタ入りの電源タップ

このくらいかな。

・61鍵のキーボード
そんなに鍵盤数いらねぇだろーと最初は思ってたんですが、知識がついたり耳肥えたりすると、意外と音域広く使って曲作った方がスッキリすることに気がつきます(まだ割と低音寄りだけど…)。

なので机の上にポンとおける25~37鍵程度だと、音の配列の確認したいときに全然足りないんですよね。ただし、61鍵は幅取るのでなかなか邪魔です。

あったら便利ってだけなんでマストじゃないですが、持ってた方が何かと便利です。オススメはKorg mircroKey61。安くてスリム。

・ドラムパッド
これを極めてめっちゃカッコいい演奏をする動画見て、やっべぇ楽しそう…!とテンション上がったもんです。これもあったら便利。

もちろん作る曲調にも寄るんですが、鍵盤で打ち込むよりも打ちやすいです。不思議なことに。あと結構イルミネーションとして綺麗な物が多いので、電源入れてるだけでテンション上がるのもポイント高いよね。

・ボーカロイド
これは歌ものを作る人限定になるって意味で、あったら便利枠です。もちろんボカロ曲作る人はマストだし、オーケストラ他インスト作る人には別に要らないものです。

メインで使うのもいいんですが、「仮歌」としても結構優秀なので、歌モノ作る人は持っててもいいんじゃないかなーと。

キャラによって癖が変わってくるんで、何を使うかは自分の作るものに合わせないといけません。選ぶ際は慎重に。

・ギター
弾けなかったら無用の長物なんで、これもあったら便利枠。

元々ギター弾いてたので分かるんですが、よっぽど細かく丁寧かつ音源のできる範囲で納めない限り、打ち込みギターって不自然です。コード弾きはまだ聞けるんだけど、ソロ弾きに関してはなんかもう、なぁ…。

まぁ言ってしまえば、サンプリング音源よりも全部生演奏の方が音の厚みとか諸々アレなんですが。

・ノイズフィルタ入りの電源タップ
いま私が使ってるのはSANWAのノイズフィルタタップです。

「スタジオの設計の全ては電源から」と言われるくらい、音響機材は電源が全てです。電源の取り方で音が変わります。

作るだけなら気にしなくてもいいんですが、ギターを宅録したりスピーカやらで音作り、ミックスする際に電源周りをちょっと改善するだけで、ノイズがすっごく減ります。

絶対に導入しろ!ってものでもないのでこの枠なんですが、やっぱりノイズフィルタの電源タップ導入した方が音が綺麗です。


物は創作意欲を掻き立てる

絶対とかあったらいいなとかっていう記事書いといてあれなんですが、なんでも最小限ってのも良くないと思ってます。前述したとおり、ドラムパッドは光ってカッコいいからテンション上がるし、ハイエンドのギターも持つだけで急に意識が高まります。音響水は知らん。

この「テンション上がる」ってのは当然、創作意欲が湧かせるもんですから、好きなものを持つってのはモノづくりに置いて重要だと考えてます。別に直接、曲作りに関連しなくてもテンション上がるものは買って持った方が絶対いいです。

以上が私の思う、絶対に必要なもの、あると便利なものでした。

ちなみに今、私が欲しい機材は「Korg microPiano」です。これはもうDTMとは繋がるけど間接的なので、どの項目にも入れませんでした。楽譜を書く段階でMacを立ち上げて音源立ち上げてからmidi鍵…っていうのが非常にだるいので、こういった「電源を入れるだけで音を出せる鍵盤」ってのは便利だなと思ってます。

そのうち買うと思うんで、そのレポートも書きますね。では。