テクニック系

劇伴の作り方・曲のテンポを映像に合わせていく方法2つ

eyecatch

劇伴の作り方なんて随分と大きな書き方をしましたが、映画1本分の曲の書き方じゃないです。そんなカッコいい内容つらつら書ける様になりてぇーーーー

CM、アニメ、ドラマ、映画辺りの曲になりますが、映像と曲のテンポの同期が必要になります。これをやらないと正直、映像に対して曲をべたっと貼り付けただけに感じて、テンポ感が悪くちぐはぐに感じます。とても良くない。

ただし、これから紹介する方法は「映像が先に手元にある」ことが前提条件になるため、曲を先に作ってくれーという案件だと対応できません。そこだけ気をつけてください。


映像と曲のテンポを合わせる2つの方法

私の知っている方法は次の2つです。
・シーンの始まりと終わりにマークを付けてBPMを測る
・シーンの切り替えにマークを付けて拍子で合わせる

前者の方法はちょっと手間ですが、シーンの切り替えに合わせてジャストでBPMの設定が行えます。後者は若干ズレますが、BPMによる切り替えより音を動かせます。

私がLogic ProXのみを使っているため、CubaseやFL Studioなど別のDAWでの方法は分かりません。申し訳ないです。まぁでもあんまりやること変わらないと思います。

ちなみに、今回紹介する方法を試した映像は8dioのコンテストのものを使用しております。映像のダウンロードやコンテスト受付は終了しております。ご注意ください。
https://8dio.com/2018/11/29/8dio-2018-christmas-scoring-contest/

シーンの始まりと終わりにマークを付けてBPMを測る

初めに、どこで曲を初めて終わらせるかを決めてしまいます。これは後ほど紹介する拍子での方法と同じではあります。

シーン切り替えのタイミングを見つけたら、シーンの始まりからのBPMを測っていきます。Logic Proには測る機能が備わっているので、そちらを使っていきます。手順は動画をご参照ください(書くのめんどい)。

Tempo機能のスクショですが、Logic Proにはこういった機能が備わっていますので、ここを使ってBPMを合わせていきます。順番間違えると上手くいかないので、何度か練習して覚えてください。私も今だに間違えます。

この方法でテンポを合わせる利点として、「映像のシーン切り替えに対しジャストで合わせられる」という所があります。拍子が変わらないので難しいフレーズを考える必要もなく、割と作曲しやすくなります。

不利点として、使用する音源によっては変な音の揺れが生じること、生演奏の場合は合わせていくのがとても難しいことが上がります。またディレイやリバーブなどのエフェクターをBPMと同期させていると、変な音が鳴ります。この辺も知っておかないとちょっと厄介です。

シーンの切り替えにマークを付けて拍子で合わせる

今度は拍子の切り替えで、シーンの切り替えタイミングを合わせていく方法です。

初めに映像を通して見て、どのくらいのテンポが良いかというのを「なんとなく」で決めます。映像の動く速度、内容などから、自分ならどのくらいのテンポがいいかというのを決めます。感覚的な話になりますが、それこそ作曲家の技術の光る所ってとこですね。

BPMが決まると、画像の様にシーンの切り替え時が微妙なタイミングになります。こういう所を拍子の切り替えで合わせていきます。

4/4で始めた所、シーンの切り替わるタイミングで拍子を1つ足して合わせました。こういった作業でシーンの切り替えのタイミングを合わせていきます。

この方法の利点は、全体のBPMが一律で、テンポを自分で決めるところから作曲を始められるという点です。より自分の表現に近いものが作れます。またBPMの切り替えによる

不利点としては拍子の切り替えです。ところどころで拍子が変わるので、同じフレーズを使っていくにも工夫が必要になります。

どれくらい同期点を取るべきなの?

貼った動画では大体2〜3点取っていますが、この辺りは個人の好み、あるいは監督の意向に沿う形になります。同期を1箇所のみにするのか、それとも細かめに取っていくのか。

ただし、あまり細かく同期していくと「ミッキーマウシング」となり効果音的な雰囲気になってしまうため、あまり音楽的ではなくなってしまいます。

今回のコンテストで、私はシーンの切り替えを曲の始まり、終わりを抜いて2点でやってみました。森全体を見ていくシーンから、1本の木に注目するシーンに切り替えていく辺りです。


曲の作り方が特殊なので何回か練習が必要

以上、映像と曲を同期させる手順2つの紹介でした。どっちの方がやりやすいってのは人によるので、どっちもやってみると良いかなーと思います。私は拍子を切り替える方が馴染めました。

以前はSpitfireが、2019年2月現在は8dioがまたコンテストを開催している様です。ぜひトライしてみてください。

・8dioのコンテスト「SCORE THIS」※参加する場合は8dioの音源が1つ必要です。詳しくはレギュレーションを読んでください。
https://8dio.com/2019/01/17/score-this/

・以前開催されたSpitfireのコンテスト「Albion ONE 10th Anniversary」で参加した曲

ilodolly
Epic/Cinematic music composer

    You may also like

    Comments are closed.