オーケストラミキシングテクニック。プリセットとWaves Center

08/10/2019

2019年10月8日更新

講座的な記事です。プリセットを作っておこう、Waves Centerで音が依りすぎない様にしよう、というのが今回のお話。

更新した今現在とはミックスの方法が異なりますが、音が適度に広がるので、真ん中に寄りがちな人はぜひ試してくださいね!


オーケストラのミキシングテクニック1

今回の内容は次の通り。

  1. ミキシング用のプロジェクトプリセットを作ろう
  2. Waves Centerで真ん中に音が依りすぎないようにしよう

順に解説します。

ミキシング用のプロジェクトプリセットを作ろう

ミキシング用のプリセットですが、私は次のようになっています。

  1. リバーブ5種(クロース、ミッド、テイル、ファー、全体用)
  2. Sideトラック(Waves Centerで真ん中の音量を-9dBしたトラック)
  3. Sideトラック、リバーブトラックをまとめたAll mixトラック

リバーブは、楽曲がオーケストラという形なので、ホールの配置を意識してER(Early Reflection)の設定を行なっています。

それが指揮者をリスナーとして手前からClose Mid Tailそしてホール全体の残響部分(Reverb)をFarとしています。あとは全体の雰囲気作りのためのリバーブも用意しています。

ちなみにリバーブはPre faderで使って、Dryとの調整を行なっています。

Sideトラックは、左右に散らしたい音源のためのトラックです。

私は主に劇伴を意識して作っているので、真ん中に音が依るとどうしてもセリフやSEと被りがおきます。何が鳴ってんのか訳わかんない状態。

なので、ストリングスやブラスなど、そもそも左右に広がっているものをSideトラックに流し込み、WavesのCenterというエフェクタで真ん中の音量をグッと下げています。

ただ、リバーブトラックはSideトラックに入れません。音源が変に左右に分断してしまうと、とても違和感が出るため、リバーブで全体を包括する感じにしています。

最後は全部のトラックをまとめるAll mixというトラックを作っています。マスタートラックの手前って感じです。また、Sideトラックには流し込まなかったトラック(ピアノやドラムなど真ん中にあって欲しいもの)も、こちらに直接流し込んでいます。

プリセットプロジェクトを作る理由

理由は2つです。

  1. 音の直しをしたときにどこに手を付けたかが分かる
  2. DAWの動作が重くなることの回避

プロジェクトファイルは1曲に付き3つ作る、と考えてください。

「音のバランス悪いから直そう」となったとき、どこから手を付けますか?ミックス?パラメータの打ち込み?編曲そのものを直す?これらを1つのプロジェクトで行うと、さてどこをどうしたのかってなりがちです。

また、音源を読み込んでエフェクタ読み込んで…とやっていると、DAWそのものが重くなり、動作が悪くなってきます。

重くなると、書き出した結果に謎のノイズが乗ってしまったりなんてことも。なので、打ち込み用、ミックス用、マスタリング用と3つに分けてプロジェクトを作ると便利ですよ、ということです。

Waves CenterとEAReverb2

どちらも持っていて損はないです。リンクを貼っておきます。もちろん、オーケストラ以外のミックスでも活躍すること間違いなしです。

MS処理などに使うのが、おそらく本来の使い方かと思います。操作が簡単、クセがないので、とても重宝しています。

EAReverb2
https://www.eareckon.com/en/products/eareverb2-reverb-plug-in.html

コンボリューションリバーブ。

若干わざと臭いデジタル感ありますが、そこは上手いことEQかけるなりで対応してください。特に音源の発源位置を調整できるPOSが使いやすいので、オススメです。動作が軽いというのもポイント高いです。


動画でも解説しました

大体以上のことを動画で解説しています。何か参考になれば幸いです!

BLOG

Posted by ilodolly