ADAM A7Xみたいな高級モニタースピーカを持ってるやつはバカ

10/10/2019

とあるスタジオにどんと鎮座されたスピーカ、ADAM A7X。

当スタジオの運営を支える自慢のモニタです、とでも言わんばかりに置かれている。ご丁寧にボリュームの位置をマーキング。このスピーカがこのスタジオで録った音、ミックスされた音を爆音で流している。

いや、正直言えばモニタースピーカなど青天井。上を見れば、ADAM A7Xなんてものはスタジオを構える上で最低ラインなのかと思わされるほどに、沢山ある。キリの無い話だ。

ADAM A7Xの良さとは

せっかくだから自分のミックスした曲を、スタジオのA7Xで試したが…まぁなんて素敵なんでしょう。

明らかにハイトーンとサブベースの聞こえ方が我が家の5000円そこそこスピーカーとは違う。当たり前だわな ('A`)

アナライザー見ながらミックスしただけじゃダメだってことは良くわかる…超絶粗い箇所がめちゃくちゃ露骨に聞こえる。

ついでにYAMAHA MSP3もあったので、そっちでも試したが…これでもまぁミックスの拙さは分かるんだけど、なんていうんだろう…音のハリ?が全然違う。A7Xの方が前に出てくる感じ。

あと何より頑丈そうな見た目がいい。

横から2〜3発殴ろうが、ミキシング・マスタリングが嫌になって外に投げようが、録音手伝ったボーカルが下手すぎて(あと妙な"アーティスト感"を出して)イライラして投げつけようが、壊れる気配はない。あくまで見た目の話だ。絶対にそんなことするんじゃないぞ。

ツマミ関係が前にあるのもポイント高め。背面にあると弄りにくいんだよね…。

刺せるケーブルの種類も豊富なことを思っても、現場向けに作ってるんだなってのが良く分かる。とても良いスピーカーだわな。

モニタースピーカの自宅向けオススメ

じゃあこれはご自宅DTMerにオススメか?というと、実はそうでもない。

サイズがデカすぎるし、出力もデカすぎるので、やっぱりスタジオ向けだ。

ADAM A7Xは出力が50Wもあるんで、そんなもん家で鳴らそうもんなら近所から大ブーイングだ。なにせ流す音楽はジャイアンリサイタルなんだから。

ということで、ここからは自宅向けのスピーカを紹介。

モニタースピーカーオススメTOP5、海外の劇伴作家が選ぶモニター」で、オススメを紹介しています。その中でさらに3つに絞ったのが、以下。

自宅向けおすすめ1・YAMAHA MSP3

一つ目はYAMAHA MSP3だ。できればMSP5が良いんだが、やっぱり家で音を出すにしては出力が大きすぎる(ちなみに隣のスタジオのスピーカはMSP5)。

ADAMと比べるとかなりお安く感じる不思議。ただ全然、十分な実力がある。バスレフも前にあるので、壁との距離を考えて設置する必要もそんなに無いし、低音も出しすぎないように気をつけられる。。何より安心の国産だ。

自宅向けおすすめ2・Presonus Eri E4.5

二つ目はPresonus Eris E4.5。これとは違うシリーズだがPresonusのスピーカを採用しているスタジオで働く知人曰く、結構良いメーカとのこと。家庭用からしてこのサイズがベストかと思われる。ちょっと広い部屋ならE5でも良いかもしれない。

最近出たばっかりのシリーズというのは知っていたんだが、そもそもメーカの評価を聞いたことなかったので良い情報を得たと思う。扱いやすい音だ、とのこと。YAMAHAよりも安くデザインも良い。

自宅向けおすすめ3・KRK RP-5 G3

三つ目はKRK RP-5 G3。これは低音とか出易くやや派手な音にはなるが、ようつべでベラベラ喋るコンポーザが使っているのをちょくちょく見かける。

上記2つと比べるとちょっと割高だがまだまだ安い部類で、家庭用のサイズとしては十分だと思う。同様の黄色コーンを採用している私のモニタースピーカとはえらい違いだ。

だいたいこの3つから選べば十分だと思う。

いーや俺はADAMを買うよ、2ウェイ同軸買うよーってやつは勝手に買えば良い。買ってツイートして自己承認欲求満たせば良い。私とはトリ合えないだろう。私がチキンであるからではなく。

ただ、たかだかサウンドクラウドの音源とはいえ、ADAMは私の荒さを露呈し稚拙と嗤い愚かと蔑んだ事実がある通り、やはりそれなりに良い額だしてしっかりモニタリングした方が良いかもしれない。

30Hzから18000Hzまでハッキリ聞き取れる、幅広くモニタできるスピーカを持った方が良いかもしれない。その辺の妥協点はお任せします。


たちなおれません

ADAM…やはり人間の祖を名乗るだけあって、派生の派生のそのまた派生にあたる末端のモニタ環境で作った様な音の荒さを見事、丸裸にしてくれました。つらいです。

もちろん、私の曲を使う人たちの環境がみなADAMとは限らないため、ここまでのスピーカは要らないと思っています。ただ相手によって様々な環境だからこそ、我々はなるべく広い音域を聞けるモニタ環境を作らなければならないというのも事実です。

そこまでスピーカを用意できない、使えないというとき肝心なのは、「いろんな環境でモニタしてミックスする」ことです。

例えば東京ゲームショウで使うからと頼まれた曲はスタジオ借りて爆音で流してチェックしました。ラインアレイスピーカで流されるだろうと思って、その対策になるべく大きな音を出したかったので。

http://merrybadending.tumblr.com/post/151967408628/トラベルナ013-143-nintendo-3dsmonster-hunter

まぁ、時間かかって非効率ではあるけどもね。

いずれは我々も良いもの買ってバカになりましょう。おわり。

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Posted by ilodolly