ストリングス(弦楽器)音源おすすめ18選(オーケストラ向けのアンサンブル、ソロ)【Kontakt】

07/11/2019

ストリングス音源選びってめっちゃ大変です。編成数だのマイキングだの、音源によってだいぶ偏ってて、そこから更に奏法だのなんだの…。

この記事では、私があれこれ聞いて調べて選びまくったオススメを紹介します。

「使えるもの」を選んでいるのでどうしても値が張りますが…なにせ、オーケストラ系の楽曲のキモですからね。妥協はしない方が良いです。


アンサンブル音源おすすめ9選

アンサンブル音源は1stヴァイオリン、2ndヴァイオリン…と、ストリングスセクションで固まってる音源です。

音が近く、細かく表現できるの小編成系(ヴァイオリン4人とかの室内楽サイズ)と、1管、4管編成まで広くあります。4管まで来るとめっちゃビッグサウンドです。楽しいね!!

編成数について詳しくは公式ページをチェックしてくださいまし。


Cinematic Studio Strings(CSS)

おそらく現段階で最も評価の高い音源で、トレイラー作ってるよーっていうプロも使ってるストリングスです。

特にスタッカーティッシモがとてもキレが良い音源なので、早い楽曲を作るのに最適です。ロングトーンももちろん綺麗なんですが。

編成数は公式にある"ハリウッドスタイルのストリングスセクション"…で良いのか、具体的な人数が書いてないです。ここだけ心配。

値段 $399
サンプラー Kontakt Player
どんな人向け? 評価が高く扱いやすい音源が欲しい人
公式ページ http://www.cinematicstudioseries.com/strings.html

Cinematic Strings 2

先ほどのCSSと同じメーカーが作った音源、クオリティはやはり高いです。

こちらはCSSと違って大編成、音が凄く広がりますね。

値段 $299
サンプラー Kontakt Player
どんな人向け? 派手目なサウンドが欲しい人
公式ページ https://www.cinematicstrings.com/

Spitfire Chamber Strings

大体CSSと比較される、大定番なSpitfire Audioの音源。

アーティキュレーションがとにかく充実しているし、パラメータ設定なども細かく、音源として非常に出来が良い音源です。

編成数はとても小さい小編成(4,3,3,3,3)。ポップスとかでも使えるとは言うけど、アタックが遅かったり音量の問題で正直向いてない…気がする。

値段 $699
サンプラー Kontakt Player
どんな人向け? 小編成の音でプリセットを作り込みたい人
公式ページ https://www.spitfireaudio.com/shop/a-z/spitfire-chamber-strings/

もっと大規模な編成の音が欲しい場合は、Symphonic Stringsを選びましょう。こちらは大編成(16, 14, 12, 10, 8)です。

値段 $799
サンプラー Kontakt Player
どんな人向け? 大編成の音でプリセットを作り込みたい人
公式ページ https://www.spitfireaudio.com/shop/a-z/spitfire-symphonic-strings/

Berlin Strings

Orchestral Toolsの作る音源。大容量のサンプルでめちゃくちゃ音がいいのが特徴です。

その分、お値段が大変な価格の上、サンプル数あいまって重いので高スペックPC必須…。新しい大根おろし(Mac pro)なら余裕でしょうね。

編成数は1管編成程度(8,6,5,5,4)

値段 €840
サンプラー Kontakt Player
どんな人向け? とにかく高品質のサウンドを求める人
公式ページ http://www.orchestraltools.com/libraries/berlin_strings.php

LA Scoring Strings(LASS)

Audiobroが作る音源で、他の音源とは違いかなり細かく音作りができます。

これを持ってる人は大体、他の音源を持っても結局コレって言ってる人が多いイメージ。それほど扱いやすいってことでしょう。たぶん。

編成数はソロ〜4管編成まで自由に選べる

値段 $599(Full 2.5)
サンプラー Kontakt Player
どんな人向け? 音作りを細かく設定したい人
公式ページ https://audiobro.com/lass-2-0/

HYPERION STRINGS MICRO

デスホイッスルでおなじみ?Soundironが作る音源です。

今回紹介する中でダントツに安い分、自由度はかなり低めです。奏法が非常に少ない。ただアップグレード版の優待を受けられます(発売日未定)。

どうしても奏法の少なさなどからメインで活躍しづらいものの、レイヤー音源として使いやすいみたいです。

またアタックの速さからオーケストラだけじゃなく、ポップス、EDMでも使いやすいとのこと。

編成数は1管と2管の間(8,6,5,4)、低音強くね??

値段 $49
サンプラー Kontakt Player
どんな人向け? 安い音源を探している人
公式ページ https://soundiron.com/collections/strings/products/hyperion-strings-micro

Adventure Strings

Musical Samplingが作る音源。メロウなSoaring、エモーショナルなTrailerと、3種類のストリングス音源を作ってます。これはレギュラー音源。

鍵盤でのタッチ感を再現するのに特化していて、アーティキュレーションの操作は鍵盤のタッチのみ。

中規模編成との記載ありなので、2管?1管?程度だと思います。

製品版Kontaktでのみ動作なので、注意。

値段 $249
サンプラー 製品版のKontaktのみ
どんな人向け? リアルタイム録音に向いた音源を探してる人
公式ページ https://www.musicalsampling.com/adventure-strings/

Anthology Strings

https://www.youtube.com/watch?v=ENil3TJQpm8

はい出ました。我らが8dioの音源、Anthology Strings!!!素敵!!カコイイ!!

Trailer系の音源を作ってるだけあって、ショートノートのキレの良さが耳につきます。

これは8dio音源共通なのか分かりませんが、MajesticaはやたらDisk使用率が高いです。そこのリスクをどう取るか…というのも頭に入れておいてください。

こちらヴァイオリンがソロ、6人、11人編成など、だいぶトリッキーな編成になってます。ややこしいぞ8dio。

製品版Kontaktでのみ動作なので、注意。

値段 $298
サンプラー 製品版のKontaktのみ
どんな人向け? トレイラー向けのストリングスが欲しい人
公式ページ https://8dio.com/instrument/anthology-vst-au-aax-samples-kontakt-instrument/

Venice Modern Strings

名前とトレイラーにやたら惹かれる音源、VMS。最近出たばかりの音源なので、結構注目されてます。

一番目につくのが、一風変わったアーティキュレーション群。Tremolo Sul PonticelloとかAirとか、使うのか?それ。みたいのがたくさん。もうそういうの大好き。

編成数は1管編成(8,6,5,5,3)。

値段 $399
サンプラー 製品版のKontaktのみ
どんな人向け? 色んな音を出したい人
公式ページ https://fluffyaudio.com/shop/venice-modern-strings/

ソロ音源おすすめ5選

ここからはソロ音源です。ヴァイオリンソロなどのことで、メロディやソロを取らせたり、超小規模の楽曲制作に使ったりします。

先ほど紹介したアンサンブル音源にも稀に含まれているので、先にアンサンブル音源の中身を要チェックです。

Cinematic Studio Solo Strings(CSSS)

CSSにSが一個増えた、ソロ音源。1st,2nd,Va,Vcのソロが収録されています。

こちらもCSS同様に評価高めで、ソロストリングスの定番っぽい扱いです。

値段 $299
サンプラー Kontakt Player
どんな人向け? 評判が高く扱いやすい音源が欲しい人
公式ページ http://www.cinematicstudioseries.com/solo-strings.html

Spitfire Solo Strings

おなじみSpitfire Audioのソロストリングス。こちらはコントラバス(Db)もあるみたい。やったねコンバスちゃん!かぞk

メーカーがここだけあって、やっぱりアーティキュレーションが充実してます。音もいかにもブリティッシュな芯の強いスレた感じ。

値段 $369.44
サンプラー Kontakt Player
どんな人向け? クラシカルな細めの音が好きな人
公式ページ https://www.spitfireaudio.com/shop/a-z/spitfire-solo-strings/

Joshua Bell Violin

こちらはヴァイオリンのソロ音源。

やたらエッチな音がするSaxophone音源が有名な、Embertone制作の音源。同名のソリストを音源にしちゃいました。

鍵盤に対しての反応が結構スムーズで、アーティキュレーションも充実しているのが特徴です。

知り合いが実際に楽曲で使ってるのを聞きましたが、かなり生々しい音で、打ち込みも楽そうな印象です。

値段 $199
サンプラー Kontakt Player
どんな人向け? ソロバイオリンにこだわりたい人
公式ページ https://www.embertone.com/instruments/joshuabellviolin.php

Solos of the sea

Performance samples制作の音源、弦の擦れる音源が生々しい音源です。

かなりドライなので、ディレイやリバーブなどで処理しないと聞きにくい…かも?

値段 $139
サンプラー 製品版のKontaktのみ
どんな人向け? ドライな音が好きな予算抑えたい人
公式ページ https://performancesamples.com/sots-soloviolin-a/

ちなみにこのメーカー、無料のソロ音源もあるので要チェックです。他にも無料音源が充実してるので、とりあえず落としておくといいかも。
https://performancesamples.com/soloviolinlegato/

Tina Guo(チェロ)

Cinesamplesの制作している、チェロの音源。同名のソリストを音源にしてます。

TinaさんはHans Zimmerの曲で良く出てくる人で、髪がめっちゃ綺麗な女性のソロチェリストです。チェロのソロはマジでかっこいいから取り入れたい…。

Cinesamplesはアンサンブル音源もクオリティ高いので、要チェックです。

値段 $99(vol.2)
サンプラー Kontakt Player
どんな人向け? チェロのソロ音源を探している人
公式ページ https://cinesamples.com/product/tina-guo-vol-2

ちょっと変わり種な音源おすすめ4選

ここからは、生っぽくないストリングス音源なんだけど、曲調によっては非常にハマる音源を紹介します。

特にEpicとかTrailer系にはドンピシャなんじゃなかろうか。あとゲームとか。

なので、気に入った音源はぜひチェックしてほしいです。

NOVO

Trailer大定番音源"Gravity"でおなじみ、Heavyocityの音源です。

もう聞いてわかる通り、EpicとかTrailer向けです。絶対生オケにはならない。だがそれが良い。

ちなみに、シンセサイザー系の音も出るので、意外とジャンルレスに使えます。

値段 $549
サンプラー Kontakt Player
どんな人向け? とにかく派手な音が欲しい人
公式ページ https://heavyocity.com/product/novo/

簡易版のEssentialもありますので、メインのストリングスはあるんだよなーって方は、こっちの方がお得かも?
https://heavyocity.com/product/novo-essentials/

arché

なんだか楽しそうなコントローラが目を引く、ARCHÉ COLLECTIONの音源。midiコントローラのTouchéと合わせて使う音源で、表現が細かくつけられます。

どちらかと言うとシンセっぽい感じなので、ポップスやEDMに適した雰囲気がありますね。

専用サンプラーで動作なので、要注意。

値段 €119(音源のみ)
サンプラー 専用サンプラー
どんな人向け? 細かい表現を自分のタッチ感で再現したい人
公式ページ https://www.expressivee.com/arche-collection

ちなみにコントローラは単品でも買えるので、こっちだけチェックしても良さそう

Vertigo Strings

名前がやたらかっこいいメーカー、Cinematique Instrumentsの音源。この音源はなんだ、ヴァーティゴって読むのか?ヴェルデューゴ?バイオ4かな?

生っぽい雰囲気ありつつもシンセ寄りな雰囲気です。ノイズが混じったような冷たい音が出ます。やばこういうの好き。

こちらは製品版のKontaktとHALionで動作です。よろこべCubaseの民よ。

値段 €120
サンプラー 製品版のKontaktもしくはHALion sonic player
どんな人向け? ダークな雰囲気のストリングスが欲しい人
公式ページ https://www.cinematique-instruments.com/pages_instr/page_vertigo_strings.php

Arctic Strings

FrozenPlainの音源です。

古い音源感MAXな雰囲気ですが、個人的に推してるメーカーってだけで紹介しました。安いから見て!!!!!!

アンビエント系のふわふわしたシンセストリングスで、リバーブやらエンベロープの設定やら、意外と細かくセッティングできます。

値段 $49
サンプラー 製品版のKontaktのみ
どんな人向け? シンセ寄りなストリングスが欲しい人
公式ページ https://frozenplain.com/product/arctic-strings/

ストリングス音源の選び方

ここまで多いと、ぶっちゃけどれ選んでも同じじゃね?って思うのがフツーです。でも音を聞くと全然違うので、それがまた音源選び沼に…。

なので、以下の基準で選ぶとお気に入りが見つかるかなーとか思います。

  1. 値段:いま買える額のものを選ぶ、なるべく妥協しない
  2. 音 :メーカーごとに若干異なるので、よく聞く
  3. 編成数:自分のよく作る規模の編成で選ぶ

概ねこの辺りを入念に見ると良いかなーと思います。マイキングや奏法なども見るべきなんですが、まずはこの3つ。

たとえば、TSFHみたいな所謂Epic Orchestral Musicだと、キレの良い1管編成がオススメです。何かのHow toで1管って言ってたんだけど、何だったかな…。

以上を踏まえると、一番のおすすめはCSSことCinematic Studio Stringsです。最も無難で扱いやすいので。

ストリングス音源は自分にとってベストなものを選ぼう

ということで、おすすめのストリングス音源を紹介しました。

紹介していないものも沢山あるんですが、今回は初めに書いた通りで、フォーラムなどで話に挙がる品質の良いものに絞ってます。若干趣味入ったけど。

弦楽器はオーケストラ曲を作る上でかなり重要なポジションなので、なるべく妥協せず良いものを選びましょう。

マシンスペックに余力があれば、レイヤーすると厚みが出てさらに良いですよ。

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Posted by ilodolly