Solid State Logic SSL2+とAudient evo4比較

Solid State Logic SSL2+とAudient evo4比較

サイズ、機能共に差が激しいのですが、手元にありいずれも2020年発売の機種だったので、比べてみました。

個人的な感想としては、SSL2は値段の割りに出力数が充実してる点、出音が聞きやすい点がすごく魅力、evo4は安さ・コンパクトさ・音質も悪くない点が魅力、かなぁ。

録音のサンプルはページ最下部にありますので、まずは音を聞きたい!という方は記事をすっ飛ばしてください。

SSL2+について


※画像クリックでサウンドハウスの商品ページにジャンプします

2020年11月現在、サウンドハウスでのお値段が¥32,791(税込)のUSBタイプのオーディオインターフェース。

WavesやPluginAlliance辺りがコンソールをシミュレートしたプラグインを出すほど、有名なメーカーですね。

1番の特徴は「4K」モードで、表面にあるボタンを押すと入力した信号にSSL4000シリーズの特徴的なエンハンスを付与するとかなんとか。

実際ONにすると、確かに音がバンと前に出ます。ブラインドテストしても分かるくらい。

良い点

  1. ヘッドフォン端子が2つある
  2. ツマミが分かりやすい・回しやすい
  3. 出力された音が結構フラット、上まで聞こえる感

2+になるとヘッドフォン端子が2つになるので、ミキシングの時にめちゃくちゃ役立つ。私は良く切り替えるので早速活躍した。

またモニタースピーカー用のツマミが無駄にでかい。これも使いやすくて大変良い。

というかこういうツマミ系は視認性が良い方が良いに決まってるだろ…R○Eみたいなボタンひとつで系って正直…とは思う。

ちなみに回し心地は私好みの「ちょっとヌルっとした感じ」でした。クリック感がなく、やたら軽いという訳でもなく、です。ヌルヌル。

出力の音は「硬さ」を感じました。かなりフラットな印象で、上の方までしっかり聞こえるから硬いと感じたのかなーと。

購入者特典でSSLオリジナルエフェクタが色々ついてくるのも良い点。

変なアナログ感の付与はなく無難って感じだけど、リニアEQなどのエフェクタに組み込まれてるアナライザーはめちゃくちゃキレイなので、使いやすさに優れてるとは思いました。

微妙な点

4Kが入力した信号にしか効果がない点。

2mix作った後にSSL通す!うなれ、4Kモォォォォォォド!!!ってやれたら良かったのに、アウトプットとインプットつないでまたアウトしないとダメなので…どうにかならんかね…。

というのもこの4K、本当に回路組んで再現してるらしく、そのため入力にしか効果がないのです。DAW側で無限ループしない様に設定して、アウトとインを繋ぐしかない。

それから、これはまぁ個人的な愚痴なんだが、このサイズならACアダプタも使えたら良かったのに、とは思う。

USBバスパワーながらノイズが少ないのは確かなんだけど、Mac miniと大差ないサイズなんだしもうAC付けてノイズもっと減らせる様にさ…。

evo4について


※画像クリックでサウンドハウスの商品ページにジャンプします

「英国高品質」のキャッチフレーズでお馴染み、Audientの新しいインターフェース。サウンドハウスで¥13,750(税込)。

SSL2+と比べるなら「evo8」が妥当なんですが、私が持ってるのはこちらなので、今回はコレを比較対象にしました。

面白い機能は、マイクボタン(緑のやつ)を押してマイクに向かって声を出すと、適性のゲインを自動で設定してくれる、というもの。

ギターの入力にも反応するので、適性が良く分からない人には推せる機能ですね。

良い点

  1. 安くてコンパクト
  2. 音は同値段帯の中では一番

とにかく安い。そしてコンパクト。

縦横のサイズはiPhone12と同じくらい、厚みはXLRの端子ちょい足しくらい。限界に挑んだ感ある。

艶消しブラックの見た目もカッコよくて、つるつるした消しゴムみたいな感触です。

肝心の音も良く、同じ価格帯ならぶっちぎりじゃないかなぁ?と思います。

微妙な点

ツマミひとつで何でも系、である点…。

幾度となく「うわ音でか!!あれ下がらねえ!!?」を繰り返したことか…。

マイクのゲイン量の把握もしにくいので、レコーディングには不向きでないか?とは思いました。操作にいくら慣れてもこれはダメ。

それから、入力ゲインが低い点。出力も低く感じた。

ストリーミング配信など喋る時は、ゲイン最大設定に加え、配信ソフト側でも+8〜12dBはやりました。

音質は悪くない分、ここはもったいないなーと感じました。サイズの限界かなぁ?

レイテンシーについて

どちらもバッファ数32で7.9msでした。

ただevo4はつないだ直後、8.1msと出ていた気がしたのでアレ…?とは思いました。何だったんだろう?


実際にレコーディングしながら比較してみました。

ギターを軽く録って比べてみました。音質は聞いての通り、宅録なら十分なレベルじゃないかな?と感じます。

ただ出てくる音を聞いてる感じ、SSL2+はかなり上まで聞きやすいのに対し、evo4はもやっとしてます。

絶対的にオススメなのはSSL2です。こっちの方が入力・出力の音質が良く、機能も色々充実してる。

ただどちらも良い点が異なってくるので、導入する環境に合わせて選ぶのが良さそうです。