iZotopeのDDLYくんさぁ…ディレイエフェクターとしてやる気ないの?

iZotopeのDDLYくんさぁ…ディレイエフェクターとしてやる気ないの?

※PR記事です。

俺だってこんなこと、言いたくないわけ。iZotopeのコト、悪く言いたくないわけ。

でもさ、フツーにディレイして、フツーにステレオ感出せる、フツーのディレイエフェクターが欲しかった俺の気持ち、考えたことある?

どうして歪んだりスレッショルド設けたりピッチシフター載っけたりしたん?飛び道具求めてねーんだわ。


DDLYくんさぁ…君、どんなディレイで食ってくつもりなん?


正式名称は“DDLY Dynamic Delay”と言うそう。

決して、秋葉原電気街口前でリュック背負ってよく分かんない英字が書かれたTシャツを着たオタクメガネキョロ充が焦って「ディレイ」と言った訳ではない。

「せせせ、拙者、ああああ新しいディディレイ買ったでござるよwwwでゅふふwwww」

私もときどき頭と口が合わなくてこう↑なるが、それは置いといて。

搭載されている機能は以下。

  1. フツーのディレイ機能
  2. Intensity:設定した閾値を超えた時にどれだけ深くディレイをかけるか
  3. Trash:ウェット音を歪ませる(Aモード)
  4. Pitch:ウェット音の音程を変える(Gモード)
  5. Size:Pitchの変化する間隔の調整(Gモード)
  6. Wide:ステレオ感を出す
  7. Filter:ハイ・ローパス

AモードとかGモードってのは、エフェクタ左上にあるモード切替のこと。切り替えることで、ディレイ音を歪ませたりピッチシフトしたりできる。

ここまで書いてて既に変態な飛び道具ディレイだなぁと感じるかもしれないが、実は1台で2機分搭載してるんだから付いていけない。

レビューしておいてなんだが正直、多機能すぎて使いこなせてない。だってフツーのディレイがな…わしゃ欲しかったんだよ…。

DDLYくんさぁ…フツーの音も出せるんだねw


ディレイ音を歪ませたりピッチ上げたり下げたり閾値超えた部分だけディレイかけるとか、そういうしょーもない(かなり失礼)な機能をこしらえてるのは事実。

が、肝心の“ディレイエフェクターとしての音”は気持ち良く程よい音というのも、また事実。そう、素の音は良いんだよ。

テープシミュにあるぐにょ〜んという揺らぎも、アナログシミュのくぐもった感じもない、所謂“普通のディレイ”な訳だが、音が細くなることもないし、なんならCPUも全然食わない。

また、Syncスイッチをオフにすればmsでの調整もでき、搭載のFilterを使えばアナログ風にもできる。ここでTrashをちょいかければ、それこそアナログ風味が増す。

実際優秀なディレイなんだよ、DDLYくんは。俺、実力ある奴はフツーに褒めるのw

でもDDLYくんさぁ…Panicスイッチなかったらヤバイよ?

エフェクタを手に入れたら極端な設定にしたくなるのが、DTMerってもんすよね!!!…あれ?違う???

“Trash”を最大にしてみたんだが、まー大変。Feedback30%程度でも発振しよる。

バキーン!バリバリー!って感じに鳴るんかなぁーなんて油断してヘッドフォンでテストしてたら両耳にえげつねえ砂嵐がねじ込まれてくるの。そのふたつの音の間に生じる真空状態のなんちゃらでなんとかはまさに歯車的砂嵐の小宇宙!!

挟まれた私はビックリしすぎて呼吸も忘れてヘッドフォンを窓に投げたさ。何も壊れなくてよかった。

じゃあPitchはどうなるのかって言うと、ピッチをプラスにするとぎょぎょぎょぎょ↑↑↑↑みたいな音になるんよ。ピッチ下げるとぎょぎょぐぇぐぇぅ↓↓↓↓

ピアノがさかなクンさんの決め台詞にすり替えられかつメタリックな響きとなる

意味わかんないと思うじゃん。でもこれマジなんだって。

で、Sizeを上げてくとぎょ↑のタイミングが伸びる。1回発声した後、妙な間を置いたメタリックさかなクンさん教授がもっかいこっち見て(かつピッチ上げて)ぎょ↑って言ってくるの。どうしたんスカ?って声をかける間も与えず(かつもう1つピッチ上げて)ぎょ↑って言うの。もはや恐怖でしかない。「少女生贄」のぎょ↑スター並みの怖さがあるね。ぎょ↑

冒頭で書いた通りでDDLYはディレイを2機積んでるから、神砂嵐は2倍になるし、さかなクンさんも同時に上下できるわけ。こんなことが出来るエフェクターが“変態ディレイ”でなく、何か。

ちなみに、見出しで触れたPanicスイッチを押すと、ディレイがリセットされる(設定はそのまま音が止まる)。ワムウ?なんのことだ。


DDLY、ドエレー”COOOOL”じゃん・・・?

ベースは普通のデジタルディレイで、ピンポンの代わりに色んな機能を搭載したエフェクターです。

PitchのあるGモードは難しいけど、Trashは前述通りアナログ風を意図的に作れるし、Intensityも上手に設定すればデカい音だけをディレイかけることもできる。

アイデアが膨らむ良いディレイですね。どうにかキレイにまとまった。


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