エピック系オーケストラ曲の作り方・2回目【Epic, Cinematic, Trailer】
- 2020.09.03
- 打ち込みテクニック・Tips
Epic musicあるいはCinematic Orchestral、ハリウッド系、ゲーム系のオーケストラ…などなど色んな言い方がある、あの
ポイントは6つ
エピックは色んなアーティストを聞いている人には分かるかと思うんですが、要素は大体同じです。
- リフ、コード進行を作る
- オーケストレーションはシンプルにする
- 主旋律もシンプルにする
- ブレイクを作る
- Epic FXはここぞというタイミングで使う
- シンセを混ぜる
1.リフ、コード進行を作る
Epicは大体、4〜8小節のリフをちょっとずつ発展させる形式が一般的です。ピアノでもなんでも、さくっと作っちゃいましょう。
センスや引き出しが問われますが…これが終わればもう、作曲の7割は完了です。本当に。
2.オーケストレーションはシンプルにする
これは各楽器の役割、音域の住み分け的な意味合いもあります。
正直、各声部の打ち込みやってる時は大丈夫かこれ音薄くないか…?という気持ちになりますが、全体で1まとまりにするという強い気持ちで作ってください。
3.主旋律もシンプルにする
オーケストレーションと同様に、メロディもシンプルにします。コードトーンをさらうくらいで良いかなーと。ないと寂しいので、作ること自体は重要。
主旋律がシンプルになると、カウンターメロディを作りやすくなり、曲が華やかになります。
シンプルなメロって難しいけど、リフがしっかりしていれば、良い感じにまとまると思います。
4.ブレイクを作る
Epicですもの、ブレイクはないと。
1小節ほど、曲やフレーズの切り替えに挟んでみてください。曲の緩急がついて、より完成度が増します。
5.Epic FXはここぞというタイミングで使う
そういったブレイクや、大サビへの切り替えなど、良いタイミングで鳴らすことを意識して入れましょう。
鳴らしすぎるとメリハリがなくなり、かえって淡々とするので注意です。
6.シンセを混ぜる
これは別に無くてもいいんですが、やはりシンセを重ねた方が現代的なサウンドになります。
割合はもう好みの問題なので、色々試してください。私は生音7割、FX含むシンセ3割くらいが好きです。
おまけ:オススメのEpic系アーティスト
色んなコンポーザーの曲を聞いておくことをオススメします。引き出しを作るため、自分のセンスを磨くため、です。
Two Steps From Hell – 説明はいらないでしょ
https://www.youtube.com/watch?v=tGh4FcZKekA
Audiomachine – フルオケ〜シンセガチガチなど色々
https://youtu.be/Trn1cSsY2t8
Daniel James – 曲を作ってる様子を配信してるのでめっちゃ参考になる
https://www.youtube.com/watch?v=-96h9Xad71E
David Chappell – 個人的にめっちゃ好き
https://www.youtube.com/watch?v=AxCKxh2S9GU
Ivan Torrent – シンセの使い方がマジでうまい
https://youtu.be/Y_LL1VZEN-s
Mark Petrie – 雰囲気がめっちゃ良い
https://www.youtube.com/watch?v=IOsSG-Udwjs
Twelve Titans Music – 映画音楽的な雰囲気
https://youtu.be/FOdhm9AkNTg
Hans Zimmer – 映画音楽そのものなんで一般的なエピックとは違うのですが、やはり祖。参考になることはめちゃくちゃ多いです。
https://www.youtube.com/watch?v=TcC-yd3v4jE
私が作った曲を交えて解説してます
動画にしました。
ストックとして販売予定の曲なのでフルバージョンは流せないのですが、上記のポイントに沿って作ったものを解説してます。
ぜひ制作の参考になれば幸いです!
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