Plugin Allianceのオススメエフェクター6選
このメーカーの1番の魅力は、FocusriteやSSLなどの老舗有名ブランド直々に開発に関わっているからか、どれもとにかく高品質。痩せない、歪まない。
また、パラメータが多いので音作りもこだわれますが、実はどれも美味しい使い方は一部をちょっといじるだけと操作がカンタンなので、エフェクタむずい!という人も大丈夫。
「ミックス、マスタリング向けのプラグインで、ちょっと良いエフェクタ探してるんだよね」って人に向けて、おすすめを6つほど紹介します。
全てデモ版があるので、買う前に試してくださいね!
Plugin Allianceのオススメエフェクタ6つ
私がオススメするものは以下です。
- Brainworx bx_console Focusrite SC
- Brainworx bx_masterdesk
- Brainworx bx_subfilter
- Mäag Audio Magnum-K
- NEOLD V76U73
- Noveltech Vocal Enhancer
特に上3つは買ってください(subfilterは無料)。マジで良い。
選んだ基準ですが、サイト内で評価が高く、サウンド的に人を選ばずに使える、かつ私が実際に使って試して良かったもの、を選んでます。
他にもめちゃくちゃ良いものはあるのですが、ひとまず必須級の6つを絞り切りました。
では順番にレビューしていきます。
Brainworx bx_console Focusrite SC
フォーカスライト、というメーカのコンソールをエミュレートしたプラグインです。チャンネルストリップですね。
難しいカタカナが並びましたが、要は「超良い機材を再現したおw」っていうものです。
コンソールなのでやれる事はコンプ、EQ、ゲイン調整などが行えますが、メインは右上のTMT機能。
トラックごとにここの数値を設定するだけで、音の分離が良くなります。
胡散臭いことを急に書いたんですが…まじなんだよ、これ…。
挿すと気持ち音が丸くなり、デジタル臭さが軽減されるってのも最高にオススメポイントです。
種別 | チャンネルストリップ |
価格 | $349(セール時は$49〜99ほど) |
こんな人にオススメ | 音作りわかんないから挿すだけで良くなるチートを探してる人 |
Brainworx bx_masterdesk
マスタリング向けのリミッター、マキシマイザーです。
番号が振られた3つのツマミを1,2,3の順にいじるだけでマスタリングが終わる、という親切な設計。考えるのが苦手な私向けだナ!( ᐛ )
最高な点は操作のわかりやすさだけでなく、アウトプットが設定したdB以上にならないこと、低音を真ん中に寄せる・ステレオエンハンサーが付いているという2点。
音源や編成の都合から低音が右に偏りがちなオーケストラ系だと、低音寄せとステレオエンハンスがめちゃくちゃ役に立ちます。全体のバランスが良くなる。
もちろん他ジャンルでも分かりやすさと機能性の高さを実感できます。ぜひ試して欲しい。
種別 | リミッター(マキシマイザー) |
価格 | $299(セール時は$49.99ほど) |
こんな人にオススメ | マスタリングむずい、分からんってなってる人 |
Brainworx bx_subfilter
会員はみんなもらえる無料のベースエンハンサー(あってる?)。会員登録も無料なんで、無料です。
20〜60Hzをブーストするものと、かなりニッチなエフェクタなんですが、パワフルなサウンドを作るなら間違いなく挿すべき。
かけ過ぎに気をつけないと大地震が起こる(くらいスピーカからの低音で机が揺れる)ので、直挿しよりAuxなどで信号分けて掛け、ミックス量を調整しやすくしておくのがオススメ。
迫力出まっせ。
種別 | ベースエンハンサー |
価格 | 無料 |
こんな人にオススメ | なーんか曲が全体的に浮いてるような、軽いような…って悩んでる人 |
Mäag Audio Magnum-K
コンプ、兼プレゼンスエンハンサー。
LRだけでなくMid, Sideで分けてエフェクトを掛けられる便利な代物で、コンプやエンハンス以外に低音を中央に寄せる、3kHzだけコンプとか、色んな機能が詰まってます。
コンプはかかってるかが分かりにくい優しめのものなんですが、一番はAirというエンハンサー。
私は16〜20kHz間で楽器ごとに変えて挿してますが、耳障りの良いスッキリした抜けが足されます。これがとても良い…。
もちろん他の機能も便利です。
種別 | コンプレッサー |
価格 | $299(セール時は$39.99ほど) |
こんな人にオススメ | あんまり主張のないコンプが欲しいor音抜けが悪いなーと感じてる人 |
NEOLD V76U73
コンプレッサー…なんだけど、これがまた不思議なエフェクタでして。
一番左のGainの文字右にあるネジ、ツマミです。最初マジで分からんかった。
ゲイン量を調整してるんだと思うんですが、音量が上がるというより、下がるんですよね。
で、全体で聴くと分かるんですが、ゲインの数値が上がるほど、このエフェクタをかけてるトラックが前に出なくなるんです。
Gain下のFlat,3kHzと書かれてるツマミは、どの帯域を抑え込むか、というものっぽいです。3kHzにすると明らかに音が引っ込む。
なので、なんかパーカッションの主張強いかなぁ?とか、もっとこのシンセは周りに馴染ませたい、なんて時に役に立ちます。
他のツマミも触れば意味がわかると思うんですが、挿してゲインを調整する意外、特にやることないです。カンタン!( ᐛ )
種別 | コンプレッサー |
価格 | $249(セール時は$49.99ほど) |
こんな人にオススメ | ミックスやってて時々音が主張して対処に困ったことのある人 |
Noveltech Vocal Enhancer
最後はボーカルエンハンサーです。
声の音抜け改善に特化したエンハンサーで、これまた挿すだけで声がかなり聴きやすくなります。
また人によって程よいエンハンス加減ってのは変わると思うんですが、ブーストする帯域だけでなくエンハンスの強さを1段階上げるスイッチ付きなので、いくらブーストしても音がスッキリしねぇ…問題を解決できます。
実際、解決しました。秒だったね。
一応、公式には楽器にも!ってあるんですが、ちょっと歪む感じが私は好みでなかったですね…。声の処理向きです。
種別 | ボーカルエンハンサー |
価格 | $129(セール時は$39.99ほど) |
こんな人にオススメ | 声のミックスでイマイチ前に出てこないな…と悩んだことのある人 |
サブスクより買ってしまった方がお得
これはまぁ人には寄るんですが、私は色々試して結局この6つに落ち着いたので、であれば買い切りの方がお得かなーと思います。
試すだけならデモもあるしね。
ぜひお買い物のご参考にしてください!
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