DTM初心者が知っておきたい8個のお得な話
この記事では、これからDTMをやるぞ!という最高の民はもちろん、チョットツクレルという既に最高になった民にもお得な話をする。
具体的には「やっておくべきこと」「買っておくべき機材」「勉強すべきこと」「困った時の調べ方」などだ。
今すぐでなくても後々得することがあるので、とりあえず流しで読んでくれ。
コミュニティに入る
やっておくべきことは何よりもまず、コレをオススメしたい。Discordのアカウントを取得して、「超DTM部」に入っておくと良い。
https://twitter.com/murinishimori/status/1389928890949267465?s=21
同じくDTMをやっている民がたくさんいるので、シンセやら音楽の勉強やらの情報は大体集まる。
もちろんTwitterでも集められる情報だが調べにくく流れやすいので、こういった「DTMに特化したコミュニティ」の方がその辺が楽。
また何かしらイベントに参加したい、DTMについて気軽に話せる友人が欲しい、と言った時にも便利だ。私的にはココが一番推したい点ではある。
手元にDTM関連のものがなく、やりたい気持ちだけが先走る人にもオススメ。とりあえず入って見て回ると良いだろう。
YoutubeまたはSoundCloudのアカウント開設
作った曲を発表する場が当然あるべきで、そう言った時に上記のサイトが役に立つ。
動画にしてTwitterに置くのもありだが、あなたに興味を持った人にとっては、作品をどうしても聞いて回るには手間がかかる。Twitterはあくまで宣伝と交流だね。
動画を作るのは大変なんだが…と言う場合は、Soundcloudがオススメ。英語がやや手間だが、曲情報を書いて置くだけで済む。
ちなみに個人サイトに関してはそんなに焦らなくても良く、必要かなーというタイミングで作れば問題ない。
まずはラップトップPCとDAWがあれば良い
DTMをTwitterで調べると、大体が作った曲、買った機材またはラーメンの画像がヒットすると思う。
じゃあDTMやるならああいう機材やラーメンを食べることを強いられるのかというと、別にそんな事はなく、ノートパソコンにDAW(楽曲制作ソフト)を入れれば始められる。
これはエレクトロミュージックのアーティスト「deadmau5」がMasterclassで言ってたくらいなので、自信持ってここに書く。
※スピーカーとオーディオインターフェイスも用意しろとは言ってた。
が、そこまでミニマムなセットで曲を作るにはジャンルや音楽の理解がそこそこないと難しく、効率もあんまり良くないし、っていうかそんな環境で作れるのは元々かなりできる人だ。なので多少の出費は我慢して欲しい。
買う機材は定番で揃える
では機材を買う訳なんだが、どうしても安いもの、マイナーなものなどに興味が行きがち。
そこから始めたのになんやかんやあって定番を買うことになり、結果出費が増えてる。筆者はまさにそのパターン。
定番というものには「長く使える」「ほぼ何でもできる」「特定の誰向けという訳では無く無難」など、定番というポジションに収まる理由がある。
DTM周りで定番と言われる(思われる)ものは以下の通り。
- DAW・Cubase
- スピーカー・YAMAHA HS5
- オーディオインターフェイス・Focusrite、Roland
- midi鍵盤・M-Audio、Korg
- 打ち込み用の音源・Native Instrments Komplete
個人的にヘッドフォンだけ「定番」が落ち着かない気がするが、とりあえずDTMの機材、ソフトを買うぞ!となったら、定番だと言われるものを調べて、少し高く感じても我慢して買うと良い。余計な出費が確実に減らせるはず。
マジでわからん場合は楽器屋に駆け込み、元気よく「DTMやりたいんですけど!」と店員に言おう。私よりは丁寧に教えてくれると思う。
楽典くらいは買って読んでおくべき
楽典は平たく言うと楽譜の読み方で、他スケールだのなんだの呪文がたくさん書かれている。
これは所謂「音楽理論」の触りの触りくらい、超絶基礎知識レベルの話なので、それくらいは知っておきたい。
というのも、後々もっと引き出しを増やしたい!上手く曲を書きたい!となったとき、必ず楽譜を読む、あるいは耳で聞いて真似る「耳コピ」などの作業にぶち当たる。
この時に楽典程度の知識がないと何も進まん。
ちなみに、何をきっかけかはともかくオーケストラ系に進もうと思ってしまった愚民は、各楽器を上手く使うためにとんでもない量の学習が年単位で必要になる。他のジャンルよりも、下手すると学習に金がかかる。
その時はまぁ、がんばれ。
「コード進行」も勉強しよう
楽典では楽譜の読み方がわかる程度で、楽曲制作に役立つかと言うとちょっと微妙。
それよりももっと身近に感じるのが、音の塊を気持ちよく動かす「コード進行」と言うものになる。
コード進行がきちんとしていれば、あとはリズムを作ってメロディを乗せるとあら不思議。曲になるんです。それくらい基本的な部分。
コレに関しての書籍、サイトはそれはもう溢れて仕方ないほどあるので、楽典片手に学ぶと良いと思う。
特にコード進行は座って読めば理解できるものでもなく、実際に使って初めて分かるものなので、何かしら例があったらとりあえず鳴らしてみると良い。
大変ざっくり言うと、パターン化されているものなので、お気に入りや定番をストックして置くと曲作りしやすくはなる。でも偏りに注意な。
とにかく色んな曲を聴く
コレはまぁ個人的なオススメ事項なので別にやらなくても良いんだけど、ジャンルを縛らず何となくで曲を選んで聞いておくと良い。
もちろん自分のジャンルを縛っていくのも大事なんだが、
広く知らないとどうしても「〇〇のパクリだ!」って思い込んでしまう。
知っていれば「過去現在問わず曲を取り上げたら似てるものなんてそりゃ出るやろ」と、寛大な心も持てる。制作にも余裕ができる。
あと、結局世に突如現れているように感じられる「全く新しい曲」というものは、大抵作った人がしこたま色んなものを頭に叩き込んで産み落とした蓄積の結果に過ぎない。
ココまで読んだあなたが、そんな音楽家になることを祈って、広く漁ることをオススメするよ。
作りたい曲の作り方は大体Youtubeで見つかる
EDM作るやで!と思ったら「How to make edm」と打って検索しよう。出ると思う。
チップチューン作るやで!と思ったら「How to make chiptune」と打って検索しよう。出ると思う。
ジャンルがわからん!って時は「how to make music」と…何が出るんだこの場合…。
わからん時はYoutubeで近いと思われるものを探す、もしくはアーティスト名で入れると、大体誰かしらが何かしらを教えてくれる。
後々「ミキシング」というものにぶち当たると思うが、コレもやっぱりYoutube先生が解決してくれる。
また、ココで冒頭に話した「コミュニティに属する」も役に立つ。もんじゅのちえも何とやら、だ。
ほんと便利な時代だな!
脱初心者を目指すなら?
実は私自身も10年くらい曲作ってて答えが見つかってない議題で。
初心者を「曲作りの経験が全くなく、これから始める人」と定義するなら該当しないんだが、困ったことにジャンルを跨ごうとすると、途端に初心者に戻るのが作曲というもの(だと思う)。
なんだったら初心に帰るというのを正しく実行しなければ、次の段階に進めなくなることもままある。改めて楽典を開くところから、とかね。
ただここ最近わかった事は、「作りたいものが分かったらルーツを辿る」と、大体何をすべきかが答えが見えてくる。
最近だとエレクトロスウィングやってみたさに聞いた感じでやったが全然「それっぽさ」がなく、であればとジャズをニューオリンズまで遡ってから聴き漁る、楽譜を読むまでしてみた。
その結果、ビバップ辺りで私の好きなジャズのノリとか音色とか音の動きが見えてきて、改めてエレクトロスウィングを聴いて気づきが増えて、私の思ってた「それっぽさ」が再現できて…みたいな。
まぁ9割くらい友人の力だ。助かったぜ相棒。コミュニティ万歳。
だらだらと書いたが要は、初心者から上がるなら勉強だ。学ぼう。
最後に自己紹介
ここまで読んでいただき、大変嬉しく思う。ありがとうございます。
私はilodolly名義で、DTMで愚かなことにオーケストラ物を作ってる者だ。そうだ、勉強量がエグくて泣きそうだ。
いまはAudiostockなどで楽曲を販売したりらこういったブログ記事などで情報を発信してる。Youtubeもやってます。
10年前の、ボカロを初めてたときくらいの自分に向けて発信しておきたいことを書いてみた。
役に立っただろうか?どうぞ楽しいDTMライフをお過ごしください。
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