デジタルデトックス(SNSデトックス)を約2週間ほどやってみた感想

デジタルデトックス

「デジタルデトックス」とは本来、デジタル機器から離れて生活をして現実に生きる、という意味なのだけど、いかんせんDTMというパソコン依存の活動をしてるのでそれはできない。
でもちょっとそういう動き自体には興味があったので、デトックスできそうな「SNS」を封印してみた。
今回はそんな、SNSデトックスをやってみての感想をひたすら書いていく。
結論を先に言うと、割とおすすめ。


今回デトックスしたもの

先に書いた通りで、デジタル機器の封印はまず無理なので、離れても問題なさそうな時間を食ってるSNS系を封じてみた。
該当するものは以下のとおり。

  1. X(Twitter)
  2. Instagram
  3. Facebook
  4. Misskey
  5. TikTok
  6. YouTube
  7. ニコニコ動画、ビリビリ動画
  8. Twitch
  9. 他、人と交流する系のサイト(noteとか)

ようつべやTwitchなどSNSじゃないものも混ざってはいるが、要は交流なので、超広義的には同義だろうと考えて含めた。
また、各サイトやアプリの見にいく頻度の大小は関係なく、とにかく「他人と交流する系のサイト」は全部封じてみた。
スマホのアプリも当然消してる。
もっと真剣にやるならゲームも封じた方がいいかもしれないけど、今回はとりあえず人と交流することをひたすら辞めた。

ちなみに、LINEとDiscordは残した。
親密な人との連絡手段まで断つのはマズいのと、連絡よこす友達なんてまず居ないので。あっ、つらい。

あと、元々人とつるむのが苦手だというのはあんまり言わないで欲しい。

デジタルデトックスして感じたメリット

やってみて今も感じることは、こうしてブログを書き始めるくらいには「暇だ」と感じること。
デトックス始めてからブログの更新を何度かやってるんじゃなかろうか。

それくらいとにかく、暇。時間がありまくる。
逆に言うと、それくらいSNSだのYouTubeだのに時間を使ってたと言うことになる。

悪く感じる書き方をしてるが、暇を感じるのは全くもって悪いことじゃない。
たとえば暇ができたので、以下のことに取り組めるようになった。

  1. 無駄に残してたブラウザのブックマークの掃除
  2. 現実でも、無駄に残してたものの掃除
  3. いらないメールマガジンの整理
  4. 本当に信頼できる情報ソースの整理
  5. 音楽の勉強時間の確保
  6. 友人と過ごす時間の確保
  7. 家族と過ごす時間の確保
  8. 積んでた本の消化、新しい本の購入と消化(消化って言い方、あんまり良くないのかな)
  9. 制作に関する考えの整理

だいたいこんな感じ。
クッソ暇だと無駄に掃除を頑張っちゃう現象が起こったのと、クッソ暇なので勉強したり本でも読んだりしてみるかーってなった。

暇になったので取り組んでること・読んでるもの

今取り組んでる勉強は、バークリー音楽大学のオンラインで見れるオーケストレーション。
全部英語なので訳しながら…となるが、あんまり考えたことのないことを見せてくれるので結構いい。
https://online.berklee.edu/

読んでいる本は2冊。
現代アートってよく分からんな、っていう単純な気持ちから齧ってみるかーとなったので「現代アート、超入門!」。
また、もうちょっとお金のリテラシーを身に付けたいなと思っての「サイコロジー・オブ・マネー」。
ぶっちゃけてメインの活動には関係のないことなんだけど、興味があることを齧ってみようとなったのも、やっぱりデジタルデトックスしてからな気がする。

上記が終わり次第、積んじゃってるJoe Pass Guitar Styleとかブルガリア音楽を研究した本とかCeltic Fiddleのスコアとか、その辺を消化しようと思う。
とにかく「興味はあるけど時間がなくて放置している本、楽譜」がほどほどにあるので、しばらくは暇しない。と思う。たぶん。

どうしても疲れちゃうんだけどね。

副作用的なメリット・人間のストレスに触れなくなった

SNSやらYouTubeやらの特性として、5回に1回は遭遇するのがネガティブ、あるいは自分の考えから大きく外れた内容の投稿。
鬱陶しい広告とかも含む。

何を発信しようと人の自由だから別に構わないんだけど、SNSの場合はネガティブな投稿が1つ来ると、連鎖的にぼろぼろぼろぼろと投稿が続くので、塵も積もれば…となって、正直鬱陶しくなったり。
また、この人は面白い人だなーと近づいたら、もう思いっきり賛同できない意見を長々と述べ始めて、喋るなーーー!!!と思ってしまったり。
「君の音楽に革命を。ミキシングで台無しにしてませんか?」とか謳ってる広告が来たらなんかもう、うるせーーー!!だまれーーーー!!FinalFant
asyってなるよね。

これ、別に彼らは悪くないんだよ。何回も書くけど、自由だから。私が離れりゃいい。

で、離れた結果、やっぱりその辺のストレスが最近は感じない。
夏も終わりだよーみたいな気候になったのも相まって、いますごーく気分が良いです。

デジタルデトックスのデメリット

もちろんデジタル、というかSNSの良さを全部手放したのでデメリットはあります。
私が感じているデメリットは以下のとおり。

  1. 興味外の情報は一切入ってこない
  2. 基本、孤独
  3. SNSという一般人がたくさんいるところでの宣伝ができない

自分が興味のある情報はググったりメルマガ登録しておいたり情報誌をブックマークしておいたりすれば、最新の情報はいつでも手に入る。
なので、音楽関係で何か困ったことは起こってはいない。
一番信頼しているミキシングエンジニアのYouTubeを見れないのは困ってるけどね(自業自得)。
ただ、SNSを眺めてると無限に流れてくる「興味外の情報」ってのは一切入ってこない。

でもこれの解決策は当たり前っちゃ当たり前なんだけど、ニュースアプリを入れれば解決する。Googleニュースはカスタムできるのでおすすめ。
くだらない話も見たいなら、ねとらぼをフォローすると解決する。
SNSの不特定多数の匿名が書く話よりニュースサイトは読みやすくまとめてるので、まぁわかりやすいよね。

孤独に関してはしゃーない。
でも、すごくぶっちゃけるよ。
制作って集中しないと終わらないんだよね。
SNSや動画配信サイトで時間溶かしてる場合じゃないよね。

最後、SNSをメインに考えて活動してる場合は最大のデメリットと言えるよね。
人間はどうしても交流がある人を応援したくなるし、そうなるとSNSでの宣伝が大切な人は交流を断ってしまうとのはかなり危うい。
私は別にSNSウケとか関係のない活動なので、これに関しては無問題だったけども。


引き続きデトックスするかどうか

私は続けるかな。
2週間ほどSNSを経ってみると、あそこは面白い場所ではあるけど時間を食う余計なものでもあったんだなぁという発見があったので。

今はAIのせいで検索してもサイトに辿り着きにくく、この記事はSNSシェアしないので読む人がいるかも怪しいんだけど、これを読んだ人にもSNSデトックスはおすすめしたい。