「ヴァネロペのスウィーツ・ポップ・ワールド」のパレード曲「It’s a Sweetsful Time!」を分析しました
- 2025.01.15
- ディズニー関連
みなさん、Yummy(ヤミー)!
…すみません言ってみたかっただけです。
2025年1月15日から始まったディズニー・パルパルーザの「ヴァネロペのスウィーツ・ポップ・ワールド」の曲、It’s a Sweetsful Time!について調査、分析しましたので、そのまとめ記事です。
https://www.tokyodisneyresort.jp/treasure/vanellopessweetpopworld/
歌詞についてお調べの方は、この記事では触れてはいますがフル尺で掲載はしていないのでご注意ください。
曲をまだお聞きでない方はこちらからどうぞ↓
「It’s a Sweetsful Time!」の作曲者
今回、作曲に関わったのは以下の方のようです(Spotifyのクレジット参考)。
- Marco Marinangeli
- Doug Rockwell & Tova Litvin
それぞれ見ていきましょう。
Marco Marinangeli
マルコさんはご存知「ジャンボリミッキー!」の作曲家です。
他にもDescendantsなどに参加しているようです。
制作してきた作品を見る限り、得意なジャンルはポップス、ミュージカル、声楽といったところでしょうか?
Spotifyでは丁寧にパレードモードとショーモードの曲を配信しており、それぞれのクレジットを見る限りだと、マルコさんはショーモードの曲を担当しているようです。
Doug Rockwell & Tova Litvin
男女のユニットで、アニメ「Marvel Rising」シリーズやミュージカル「Zombies 2」などの曲に参加しているようです。
クレジットを見る限り、パレードモードの曲を担当しているようです。楽しい曲を作るなぁ。
活動拠点がLAとなっており、今まさに山火事の被害がすさまじい地域ですが大丈夫でしょうか…?
「It’s a Sweetsful Time!」の音楽ジャンル
ジャズ、ロックのミクスチャーポップスという感じですかね。
全体的な流れ、歌って喋って踊って〜というのはミュージカルですが、曲のジャンルとしてはアップテンポなポップス。
ポップスではあるんだけど、ブラスやコーラスの入り方がビックバンド的な形なので、ジャズが基礎にある。
そこに歪ませたロックなギター、可愛い音が鳴るシンセサイザーを混ぜて…みたいな内容になっています。
これは前回書いた記事「ディズニーランドのクリスマスのパレード曲「Disney Christmas Stories “Fond Farewell”」を分析しました」でも書きましたが、今回の曲も世界的な流行りとかを加味していない、世界観たっぷりなディズニーらしいポップスですね。
使われている楽器
聞き取れる楽器は以下の通りです。
- ブラス(トランペット、トロンボーン)
- フルート、クラリネット、バスーン
- ストリングス
- エレキギター
- エレキベース
- シンセサイザー(Pluck、FX、一部ドラム)
- ドラム
- パレードモードではたまにハープやらチェンバロやらキャラに合わせた楽器
ディズニーお得意の、ブラスやサックスをビックバンド的な動きで入れつつギターがバッキング、盛り上げるところやでストリングスが薄く入って、オブリガートで木管のスタッカートがぴょこぴょこ入って…というのが基本。
で、鍵盤的な使い方だったり効果音だったりと、ちょこちょこシンセサイザーが入ってくる。みたいな形になっていますね。
また、サウンドで特徴的なのがパレードモードのサビに入る手前のドラムフィル(タム回し)が、シンセドラムのココココ…という音になっていること。
これは最近のHiphop系でよくあるドラムフィルですね。ここはトレンド押さえてるんだな。
全体的に、シンセサイザーの音が特にゲームっぽいのかな?と感じます。
ぴこぴこポコポコした8bitっぽい音だったり、シュウウウみたいな効果音だったり、シュガーラッシュのレトロゲーム感が出てますね。
途中、マクドナルドのポテトが揚がった時の音みたいなものが流れますが、あれが8bitの音、ファミコンや初代ゲームボーイで聴く音ですね。ポテトじゃないです。
ショーモードでは「ヤミーヤミーヤミー、ロリポップキャンディー」の後に「パンッ」という音が入っているのは面白いですね。
口に指を突っ込んで勢いよく引っ張り出した時の音を収録したのか、泡が弾ける時の音を収録したのか…前者かなぁ。おじさんの口だったらやだな…w
「シュガーラッシュ」の要素は少なめ?
ヴァネロペが登場する映画「シュガーラッシュ」の要素はどうか?というと、正直かなり少ないかな…と感じました。
フロートはお菓子モチーフ、途中にサワー・ビルやキャンディ大王が描かれている、というのは映画に登場する「シュガーラッシュ」というゲームの要素です。
ただ他の要素、たとえば映画で散々やらかした活躍したラルフが居ないですよね。
また、音楽の部分も映画の音楽の引用とかも無かったかな…?と思います。(映画のサントラはHenry Jackmanが担当)
ゲームサウンドっぽいシンセは使われていますが、まぁそれくらいかなぁと。
ヴァネロペ周りのレーサーも出して欲しかったなぁというのが個人的な話です。ちょっと寂しいよね。
まとめ
今回は「ヴァネロペのスウィーツ・ポップ・ワールド」のパレード曲「It’s a Sweetsful Time!」を分析しました。
作曲はジャンボリミッキー!でお馴染みのマルコさん、ディズニーのアニメやミュージカルなどに参加しているロックウェルさんとリトヴィンさんの男女ユニット。
曲のジャンルとしては、ジャズをベースにロックな要素、シュガーラッシュのレトロゲーム感を覚えるシンセを混ぜたミクスチャーのポップス。
ディズニーランドのパレードらしく、明るく盛り上がる音楽ですね。
ぜひ好きなお菓子を食べながらパレードを…と思ったんですが、踊るから「食べてから」楽しんでくださいね。
私は羊羹が好きですが、歌に登場してない。悲しい。
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